IT応用コースのカリキュラムの特徴について

 ウィザードライセンススクールで受託実施している埼玉県公共職業訓練「IT応用」コースのカリキュラムの特徴について説明いたします。

 IT応用コースは、その名称から「プログラミング」や「ネットワーク関連」などのIT分野の高度なスキルを習得するようなイメージを持たれると思いますが、実はそこまで高度なことを実施しているわけではありません。

 一言で説明すると「Word・Excel・PowerPointの基礎レベルから応用レベル」までの習得を目指すことになっております。

 事務系で必要なWord・Excel等のスキルを習得する目的で実施しております。そしてそのスキルを証明するために、資格を取得していただくようなカリキュラム構成にしております。

 求人情報には、「Word・Excelできる方」と記載されていることが多いのですが、ここが悩みどころです。「果たして私はできると言ってよいのだろうか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 最近では、面接時にパソコンのスキルチェックをすることも多くなっているようです。なぜならば、「パソコンできます!」と言って入社してきたにもかかわらず、ビジネス文書さえも作成することができないという現象も起こっているからです。

 ここにはパラドックスがあります。

 おそらくパソコン操作はできると思うのですが、ビジネス文書自体を理解していないため、結果的にビジネス文書を作成するためのパソコンさえもできないという判断がされてしまうのです。同じようなこととしては、Excelの機能してグラフの作成はできるのですが、自分の判断で与えられたデータから「棒グラフ」が良いのか「円グラフ」が良いのかがわからず、「どのようなグラフを作成すればよいのですか」など質問してしまうということもあげられます。

 

 当スクールでは、このようなことがないように、習得したパソコンスキルを職場で生かすために必要なカリキュラム構成にしております。

 その特徴を一言で表すのであれば「日商PC検定対策」をカリキュラムに入れていることとなります。

 パソコンの資格で一番有名なものは「MOS試験」ではないでしょうか。もちろん当スクールのカリキュラムでもWordとExcelのMOS試験対策はカリキュラムに含まれております。ただ、職場で生かす、つまり、面接等でパソコンができると言えるためには、「日商PC検定」レベルのスキルが必要になります。

 日商PC検定は実務に即した問題構成になっているとの定評があります。

 そこで、当スクールのIT応用コースでは、日商PC検定試験の「文書作成(Word)」「データ活用(Excel)」「プレゼン資料作成(PowerPoint)」2級対策を実施しております。

 この3科目を全て合格されると「日商PCプロフェッショナル」という称号が与えられ、認定証が発行されます。

 これで、堂々と「パソコンができます!」と言えることができます。

 ただ、受験は任意となりますのが、受験をしなくても、講座をしっかりと受講していれば、実務上は問題ないと思います。

 ※日商PC検定試験の受験料はリーズナブルということは意外と知られておりません。

 職業訓練を受講している以上は、最低1科目は資格を取得した方が良いと思います。あとは、応募書類にどのようにPRするかということになります。就職支援での講義でご説明いたしますので、ご期待ください!